名前の響きも独特 ノスリ

ふらの野鳥記録

データ

  • 分類   タカ目タカ科スリ属
  • 生息地  全国各地
  • 体長   雄50~53㎝ 雌53~60㎝
  • 撮影場所 北海道 公園など

ノスリってどんな鳥?

ノスリはタカ目タカ科の猛禽類で、学名は「Buteo japonicus」と言います。

日本では身近なタカの仲間で、本州や北海道などに広く分布しています。

  • 大きさはカラスくらい
  • 体の上は薄い茶色、腹側は白っぽい
  • 電柱や木のてっぺんにとまって、地面のネズミなどをねらう
  • 上空を円を描くようにゆっくり飛ぶ姿がよく見られる

暮らしと習性のポイント

  • 主なエサはネズミやモグラ、小鳥、カエルなどの小動物
  • 日本では多くが留鳥ですが、寒い季節に平地へ降りてくる個体もいます
  • 尾が丸っぽく、全体にずんぐりした印象で、よく似たトビより腹側が白いのが見分けのポイントです

名前や漢字の話

ノスリの漢字は「鵟」と書きます。

昔は田んぼなどでのんびりネズミをねらう姿から、

あまり強そうでないイメージの呼び名もあったようですが、

今では身近な猛禽として人気があります。

ノスリの基本の声

ノスリの鳴き声は、よく次のように表現されます。

  • 「ピーエー」
  • 「ピィーヨー」
  • 「ピィヨー」
  • 甲高い「ピー」と下がるような「エー」がつながった感じ

人の口笛みたいに、細く高い声で伸ばすように鳴くのが特徴です。

どんなときに鳴くか

主に空を飛びながら、特に高く輪を描いて飛んでいるときに、

伸ばすような声で「ピィーヨー」と鳴くことが多いとされています。

求愛やなわばりなど、ほかのタカ類と似た場面でよく声を出します。

似ている鳥との違い

同じタカの仲間のオオタカも似た高い声で鳴きますが、

ノスリはよりのんびりした、弱めで間延びしたような印象と説明されることが多いです。

食べ物と人との関係

ノスリは小型哺乳類を中心に狩る猛禽で、ネズミ類やモグラなどを主に捕食し、

ほかにも小鳥やカエル、トカゲ、ヘビ、昆虫なども食べます。

農地の害獣であるネズミをよく食べるため、人間の暮らしとも密接な関係があります。

繁殖期はいつ頃?

ノスリの繁殖は、日本ではだいたい次の流れになります。

  • 2月頃
    求愛飛行や鳴きながらの飛行などのディスプレイが始まる
  • 3〜4月頃
    つがいで巣作り
  • 4〜5月頃
    産卵、ふつう2〜4卵
  • 5〜7月頃
    抱卵とヒナの子育て、巣立ちへ

年や地域で少し前後しますが、2月ごろから夏前までが「繁殖期」と考えておくと分かりやすいです。

巣を作る場所の特徴

ノスリは、次のような場所に巣を作ることが多いとされています。

  • 環境
    丘陵〜低山の林に近い、周囲が草原や農耕地などの開けた場所
  • 巣の位置
    大きな木の高い枝上
    断崖や崖の上に巣をかけることもある
  • 巣のつくり
    枝を組み上げた大きめの皿状の巣で、オスとメスが一緒に造巣する

林の中の大木や、谷筋の斜面林の上部など、周囲を見渡しやすく、かつ人の出入りが比較的少ない場所が選ばれやすいと言われています。

近づくときの注意点

繁殖期の猛禽類はとても神経質で、巣の近くに人が繰り返し入ると、

抱卵や子育てを放棄してしまうことがあります。

巣を探したり、見つけても長時間近くにとどまったりせず、

双眼鏡などで離れた場所から静かに観察するのがおすすめです。

撮影ポイント

よく見られる場所

ノスリは日本全国に分布し、次のような環境で見つけやすいとされています。

  • 開けた田畑や草地のそばにある電柱や杭
  • 河川敷や牧草地などの広い河原や原っぱ
  • 里山や低山の斜面、尾根筋の上空
  • 冬は平地の水田地帯周辺に下りてくることが多い

普段の生活圏から近いのは「田んぼや畑のある郊外」「大きな川の河川敷」「里山ハイキングコース周辺」です。

探す時間帯と季節

  • 季節
    • 繁殖は主に北海道〜本州中部以北や四国の山地ですが、冬は全国の平地で越冬個体がよく見られます。
    • 平地で狙うなら、秋から冬が特におすすめです。
  • 時間帯
    • 日が高くなり、上昇気流が出る「午前遅め〜昼過ぎ」に帆翔しながら上空を旋回する姿を見つけやすいです。

撮影の狙いどころ

環境省の解説などでは、次のような撮り方がポイントとされています。

  • 飛びもの
    • 翼の下面が白っぽく、先端と翼角のこげ茶の斑が入るように構図をとる
    • 尾羽が扇形で丸く見えるカットを押さえる(トビとの識別ポイント)
  • とまりもの
    • 顔がはっきり分かる角度から、体全体がフレームに入るように撮る
    • 電柱や枯れ木にとまった個体は、ゆっくり近づきつつ距離を保って撮影する
  • 立ち位置
    • 太陽を背にして、逆光を避ける
    • ノスリがよくとまる電柱や木を見つけたら、しばらく待つ「待ち撮り」が有効

具体的な探し方のコツ

  • 田畑や河川敷を車や自転車でゆっくり流し、電柱や杭の上に白っぽい猛禽がいないか確認する
  • 里山や低山の尾根を歩きながら、頭上をゆっくり円を描いて飛ぶ白っぽいタカがいないか見る
  • ハシブトガラスなどが上空で何かを追い回しているとき、その相手がノスリのことも多いので注目する

まとめ

  • 日本では身近なタカの仲間で、本州や北海道などに広く分布
  • よく似たトビより腹側が白いのが見分けのポイントです
  • 2月ごろから夏前までが「繁殖期」
  • 「午前遅め〜昼過ぎ」に帆翔しながら上空を旋回する姿を見つけやすい

コメント

タイトルとURLをコピーしました